「ごめんね、助けてあげられない」 森絵都さんの手記より
2008年09月27日 (土) | 編集 |
毎日新聞掲載「森絵都の君と一緒に生きよう 」の記事を知ったメンバーのひとりが、短い動物愛護週間の終わりに自分のブログに思いを綴っていました。

森絵都の君と一緒に生きよう - 毎日jp(毎日新聞)

変動する政界や不公平だらけの社会、弱いものへと容赦なく牙を剥く凶悪な事件・・・
もちろんホッとするようなささやかな地方の記事などに混ざって、この連載はたくさんの人々の心を揺さぶったに違いありません。
いいえ、そうであって欲しい。
ただ「かわいそう」では済まされない現実があなたの住んでいる街にも起こっているのです。

「ごめんね、助けてあげられない」
管理所の重い重いドアを開け、悲痛なまなざしの洗礼を受けた者だけが知るこの言葉の重み。



今日から、北部地区はフリーペーパー「スマイル」が配布されます。
制作サイド側からのお心遣いで「里親募集」のページをお借りしています。
北部地区の数頭と、玖珠方面の数頭のみ掲載されています。
北部地区のみ、詳しい内容等はこちらのアドレスまでお問い合わせ下さいませ。

peanuts119@gmail.com


「不幸な動物を増やさない為には利益優先の繁殖をやめること。避妊・去勢をすること。
変わるべきは人間の姿勢なのです。」



そして・・・森絵都さんの記事にあるように、
 「なぜせめて安楽死をさせてやれないんだろうね」

ガス室で殺処分されることを「安楽死」と勘違いしている方が多いですが決して楽に死ねるわけではありません。もがいてもがいて想像を絶する最後なのです。
処分の日を待つその間も絶望的な日々を送るのです。
人間だったら耐えられますか?
そしてその費用は私たちの税金なのです。
大分に愛護センターが無理ならば、森絵都さんの言う注射を用いた安らかな安楽死を考慮すべきです。
もちろん尊い命を人間の手で消すことには反対ですが、せめて、せめて安らかな最後を願います。



こうしてお会いしたこともないあなたに伝えることも私たちの使命です。
『「ごめんね、助けてあげられない」・・でも・・、 』
この言葉の意味をあなたの大事な誰かに伝えて下さることが誰にでもできる愛護の一歩です。





平成20年度・動物慰霊祭
2008年09月18日 (木) | 編集 |
『 犬 魂 碑 』



H19年度の犬の処分頭数は2,481頭。(前年度2,607頭)

犬の引取り頭数は、仔犬693頭(前年度607頭)、成犬738頭(前年度663頭)、
合計1,434頭(前年度2,607頭)。

引取り頭数のうち、返還頭数236頭(前年度193頭)、譲渡頭数315頭(349頭)。



『 猫 魂 碑 』



H19年度の猫の処分頭数は2,377頭。(前年度2,720頭)

猫の引取り頭数は、子猫1,676頭(前年度2,060頭)、成猫744頭(前年度663頭)、
合計2,420頭(前年度2,723頭)。

引取り頭数のうち、返還頭数0頭(前年度0頭)、譲渡頭数43頭(前年3頭)。



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HOME PEANUTSのメンバー1名が慰霊祭に参加させていただきました。
以下、参加したメンバーの日記より。

■2008年09月11日
今日は少し蒸し暑さを感じながらも、時折感じる冷たい空気に秋の気配を感じるような、そんな一日でした。
大分県動物管理所にて年に一度行われる動物慰霊祭の日。
県の職員さんや獣医師さん、ボランティアの方々が参加しました。
昨年とは大違いで・・・・と、職員の方々が今年の参加者の多さに驚いていました。

彼らの魂は今安らかなのだろうか...
そう思いながら慰霊碑を前に手を合せました。

資料に見る殺処分の対象となった犬や猫たちのおびただしい数。
言葉もなく溜め息の出る県北の状況は数字に表れていました。

犬の捕獲頭数1,598頭(仔犬522頭・成犬1,076頭)のうち、中津189頭(仔犬88頭・成犬101頭)、宇佐152頭(仔犬55頭・成犬97頭)、・・・・・これはワースト上位1位、2位です。

猫の捕獲はありません。

犬の引取り頭数で中津は174頭(仔犬67頭・成犬107頭)ワースト1位、宇佐117頭(仔犬48頭・成犬69頭)ワースト3位。

・・・・となると当然のように、処分頭数のワースト1位は中津340頭、ワースト2位が宇佐248頭です。

こうやってハッキリとした数字を目の前にすると、犬の放し飼いや飼育放棄など北部は動物愛護に対する意識が低すぎる!・・とおっしゃっていた北部保健所の方の話に納得せざるをえません。

この現実を飼い主の方々に伝えて行くにはどうすればいいだろう...。

足踏み状態に苛立ちがつのるばかりです。



*************さらに同日、同じ敷地内にて殺処分を待つ犬や猫たちが収容されている重い扉の前にて。


慰霊祭が行われている最中、その声はずっと聞こえていました。

人間に奪われた命に手を合せる背後で、その声は悲しく響いていました。

仔犬の譲渡会を待つ、無邪気な表情をした生まれたばかりの小さな命たちが数頭、仔犬犬舎にいました。

甘えた可愛らしい、今を生きようとする仔犬たちの声。

同じ敷地内でどこに境界線があるのか、・・・この壁の向こう・・・あまりにも近過ぎる距離を残酷に思いながら、私は立っていました。

そして、捕獲室の中で死を待つばかりの彼らの声は、仔犬たちのその甘えた可愛いらしい声を消してしまうかのような悲しいばかりの叫びでした。

そこは人間の温もりを感じられない場所。

近付くと臭ってくる独特な空気。

頑丈で冷たい鉄の檻。

手はとどくんだょ・・・私の手は彼らを撫でてあげれる距離にある。

・・・でも救ってあげることは出来ない。

お願いすれば入ることが出来る、でも私は立ち止まりました。

救うことが出来ないなら、せめて眠るように最後を迎えられるような安楽死を。

ゆっくりと機械に操られ、ガス室に落とされ、恐怖の中でもがき苦しみながら窒息死で死んでゆく彼らを想像してください。

最後の最後まで恐怖から逃げられない彼らを、可哀相だと泣くばかりでよいのでしょうか。

せめて、人間の手の温もりの中で眠らせてあげれたら...

安楽死ならそれができる。

そう思うのです。



毎週金曜日、動物管理所には処分の為に県北から犬たちが運ばれます。

彼らの最後の声を忘れないでいてください。





*ここでいう安楽死とは、公認の獣医師が細心の注意を払って投与する注射での処置のことです。
安楽死に関するAVMAの報告書は「致死注射」を最も苦痛を与えない人道的手段と位置づけており、米国の進歩的な動物管理施設ではこれを採用し始めています。
詳しくはこちら


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私たちにできることは何でしょうか。

北部地区のある動物行政に携わる職員さんは言いました。
「どうか、どうか5年後、10年後の大分の現状の改善を目指してください。
即効性では無く、熊本の愛護センターのような施設を目指して・・
愛護団体と行政が手を結び、確実に実を結べるような活動をして下さい。」と。




大分県の動物行政に関する扉
http://www.pref.oita.jp/13900/animal/index.html



他県の愛護活動を学ぶ姿勢
2008年09月09日 (火) | 編集 |
殺処分の数を10年前の10分の1以下に減らした市を知っていますか?

それは隣県の熊本県熊本市です。
「熊本市動物愛護センター」が大きな役割を果たしています。
もちろん、愛護団体の皆さんや市民ボランティアの皆さんの存在もとても大きいです。

その内容をご教示下さったのは北部地区の保健所の職員さんで、どうにか大分県の厳しい現状を改善できないものかと日々考えていらっしゃいます。
捕獲や収容、管理所へと送り出す作業など。
実際に辛い場面が多いお仕事と向き合っている方々には頭が下がります。
だからこそご自分で足を運んで他県の愛護の状況を学ばれている姿勢に胸が熱くなりました。
感謝しています。

私たちももっともっと学ばせていただき、感じ、今何をするべきかを考え、一歩でも熊本愛護センターに近づけたら!と考えています。

↓大分もぜひ!
・2008/5/2:毎日新聞記事より抜粋

「動物愛護:犬の殺処分減らそう 熊本市の方法に学べ-下関市/山口」

◇職員のMさん来援
1年間の犬の殺処分数を、10年前の10分の1以下に減らした熊本市の動物愛護活動のノウハウを生かしたいという江島潔市長の求めに応じ、熊本市動物愛護センター職員で獣医師のMさん(36)が1日から1年間、下関市に派遣された。「ノウハウを他市に取り入れてもらえたら光栄」と張り切っている。

熊本市は02年、獣医師会や動物愛護団体をメンバーにした動物愛護推進協議会を設立。Mさんも事務局としてかかわり、メンバーの意見を基にして、保護された動物をホームページで紹介して引き取り手を探したり、野良猫やペットに絡む住民同士のトラブルが起きた地域で、協議会が住民の話し合いを手伝うなどしてきた。

1年後には活動が軌道に乗り始め、センターに来た犬のうち飼い主の元に戻ったり、新たな飼い主に引き取られる割合が97年の13%から06年に77%に上昇。処分頭数も946頭から59頭に減った。

成果をMさんらの講演で知った市長が、熊本市長に職員の派遣を依頼。獣医師不足の熊本市は一度、断ったが、E市長にさらに頼まれ「熊本市の取り組みを他市に知ってもらう機会」として応じることにした。
Mさんは「行政だけでは出来ない部分も多く、(官民)協働の形をどう作っていったか伝えたい」と話している。


「迎えに来るからね」を読みました
2008年09月03日 (水) | 編集 |
ロンくんが新しい家族との出逢いに恵まれたこと。

そして来週はもしかしたら仔犬姉妹のお姉ちゃんもスムーズに新しい家族へ迎えられること。

小さな秋の訪れとともに微笑ましいかぎりです。

でもまだまだたくさんの救うべき命があります。

全部なんてとっても無理ですが・・・

ご縁あって私たちに繋がってくれた、まず目の前の一頭を確実に救えたらと思います。


アニマルレフュージ関西/ARKさんのブログ「ARKなしっぽ 」にこんな記事がありました。

「迎えに来るからね」

読んでみてくださいね。



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